首都ドゥシャンベからパンジャケントへの峠道は絶景でした/2025中央アジアの旅-10

首都ドゥシャンベからパンジャケントへ移動します。
パンジャケントはペンジケントやパンジケントなどと表記されることもあるようですが、パンジャケント表記で統一しています。

ドゥシャンベからパンジャケントへはバスも走っているようなのですが、運行しているバス会社がわからなかったので、タジキスタンでは長距離移動で最も便利というシェアタクシーを使って移動します。

シェアタクシーの乗り場は地球の歩き方中央アジアでも記載のある「チョルボク・ターミナル」ドゥシャンベの街から10キロほど北にあって、市内中心部からはバスで行くことも可能です。

僕はドゥシャンベのバスカードを購入しなかったので、タクシーで行くことにしました。
タジキスタンは中央アジアのタクシーアプリ「Yandex Go」が使えない国で、一応タジキスタン独自のタクシーアプリがあるのですが、インストールしていなかったので、アプリで予約することはできず、仕方がないので流しのタクシーを捕まえようとしたのですが、全く流しのタクシーは走っていません。
10キロ離れたターミナルまで、バックパックを背負って歩くのは到底不可能で困ったなと思いつつ、ターミナル方面に歩いていると、朝食を取っているのか、食堂の前で運転手がいないタクシーが止まっていました。
待っていると運転手が戻ってきたので、翻訳アプリで「チョルボク・ターミナル」に行きたいと伝えたところ、「アプリ持ってないの?」という一言があり、「持ってない」と答えると、弱ったなという表情でうーんと考えています。
このタクシーを逃すとターミナルへ行くのが難しくなるので、何としても乗りたいところ、翻訳アプリでお願いしているとドライバーが金額を提示してきました。
ホテルで聞いていた金額よりは高いのですが、背に腹は代えられないので、言い値でタクシーに乗ることにしました。とにかく「チョルボク・ターミナル」へ向かうことができました。

チョルボク・ターミナル

20分ほど走って「チョルボク・ターミナル」に到着しました。
車内でパンジャケントへ行くことを伝えていたので、ドライバーがパンジャケント行きのシェアタクシーを探してくれて、ちょうどあと1名乗ったら出発できる車を見つけてくれました。
料金を払ってそのまま乗車し、パンジャケントへ向けて出発です。

ドゥシャンベ~パンジャケント_1

「チョルボク・ターミナル」を出発して15分ほどで道の両側に山が迫り始めました。
この辺りでは道の両側に木々が生えています。

ドゥシャンベ~パンジャケント_2
ドゥシャンベ~パンジャケント_3

進んでいくとと標高も上がり、遠くの山は残雪をかぶっていて雄大な景色が広がり始めました。
この辺りまで上がってくると木は全く生えていません。
道は舗装されていて快適ですが、運転を誤ったら崖下へ真っ逆さまという道なので、安全運転で進んでいってほしいところです。

ドゥシャンベ~パンジャケント_4
ドゥシャンベ~パンジャケント_5

アンザーブ峠まで来ると雪をかぶった山々が目線と同じぐらいの高さになってきました。
おそらくこの辺りは標高3000メートルぐらいのはずなので、遠くに見える山は4000メートル級の山かな。
アンザーブ峠は絶景が見ることができると聞いていましたが、来ていた通りの絶景を見ることができます。

ドゥシャンベ~パンジャケント_6
ドゥシャンベ~パンジャケント_7

アンサーブ峠のトンネルを抜けて、峠の北側に出ると、それまでの景色とは一転して茶色い岩山が広がる荒涼とした風景になりました。
道も下り坂になり、軽快なスピードで峠を下っていきます。

ドゥシャンベ~パンジャケント_9
ドゥシャンベ~パンジャケント_10

パンジャケントとタジキスタン第2の都市ホジェンドへの道が分岐しているアイニが近づいてくると、標高も下がり、緑も少しずつ増えてきました。

アイニの近くでこの道中唯一の休憩所、ここはシェアタクシーの休憩場になっているらしく、他にも多くのシェアタクシーが一休みしていました。
写真を撮るのを忘れてしまったのですが、ここでは販売している飲み物類を山からの湧き水で冷やしていました。

ドゥシャンベ~パンジャケント_11

アイニを過ぎると進行方向を西に変わり、一路パンジャケントへ。
茶色い山肌も消え、これまでの厳しい風景から一転して、背の高い木々が増え、畑なども増えてきました。
もう少しでパンジャケントに到着です。

ドゥシャンベの「チョルボク・ターミナル」を出発して3時間ちょっとでパンジャケントへ、予約しているホステルまで連れて行ってくれて、シェアタクシーから下車しました。

パンジャケント_市場

ホステルにチェックイン後、パンジャケントの街を歩いてみます。

まずはバザールへ。建物の入口がとても立派で趣があります。
内部の写真は撮らなかったのですが、多くの店が入って賑わっている感じです。サモサなどを売っている店もあるので、明日のセブンレイクス日帰りツアーの前にここで買っていくのも良いかもしれません。

パンジャケントにはソ連時代に建てられた集合住宅に描かれたタイル画が見どころの一つということで、探しに行ってみました。

パンジャケント_マンション壁画_1
パンジャケント_マンション壁画_2

最初に見つけたタイル画は色も褪せたうーんいう感じでしたが、その後色鮮やかな力作に出会いました。
キリスト関係を描いたものだと思いますが、これは見て満足することができました。

パンジャケント_銅像

パンジャケントにもイスマイル・サーマーニー像があります。
タジキスタンはドゥシャンベとパンジャケントにしか行っていませんが、どうやらタジキスタンのどこの街にもあるみたいです。
ドゥシャンベはサーマーニー像が建つ前にレーニン像が建っていたそうですが、パンジャケントでは別の場所にレーニン像が残っているそうです。
後から知ったのでどうしようもないですが、レーニン像は見たかった…。

パンジャケント最大の観光地、古代パンジャケント遺跡は歩いていくには少し距離がありそうだし、明日のセブンレイクス日帰りツアーで行くだろうと思って行かなかったら、翌日のツアーでは立ち寄らず、見られずじまいになってしまいました。

パンジャケント_結婚式

後から振り返ると、少し残念な感じになってしまったパンジャケントの街歩きでしたが、最後に結婚式を挙げているカップルに出会いました。
「写真を撮ってもいいよ」とのことでしたので、撮らせていただきました。
お二人の結婚を心から祝福し、二人の未来が明るく幸せでありますように。

ランキング参加中です、クリックして応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村


コメント

タイトルとURLをコピーしました