サウジアラビア鉄道に乗車してダンマンから首都のリヤドへ/2023中東の旅-7

サウジアラビア鉄道_1

サウジアラビア2日目、昨日予約済みの列車でダンマンから首都のリヤドへ向かいます。

鉄道駅へ向かうためにホテルを出ると驚きの光景が広がっていました。
道路のあちらこちらに水たまりができており、砂漠の国サウジアラビアでまさかの雨上がりに遭遇です。
これがラッキーなのかどうかはわかりませんが、珍しい光景なんじゃないかと思いつつ、Uberで昨日切符を買いに行った鉄道駅へ向かいます。

ダンマン駅に到着、列車の発車時刻の12時7分までは1時間ほどあるので、ビジネスクラスを予約している乗客が使える専用のラウンジで待つことにします。
マフィンやサンドイッチなどの軽食やコーヒー、紅茶、飲料水などの飲み物が無料で用意されていました。
ラウンジ内は、それほど混んでおらず、ゆったりとした雰囲気で過ごすことができます。

サウジアラビア鉄道_1

発車時間が近づいてきたのでホームへ、すでに列車は入線していて、乗客が次々と乗り込んでいきます。
列車は6両編成でリヤド寄りの先頭車両は専用動力車で他の5両が客車で、ビジネスクラスが2両、エコノミークラスが3両で編成されています。

SAR ビジネスクラスシート

乗車したビジネスクラスの車内は1-2シート配列になっていて、ほとんどの座席が机を挟んで向かい合わせの配置になっています。
イスラムの教えが厳しいサウジアラビアなので、男女で座席が分かれていると思いきや、僕が座ったところは僕以外、全員女性という並びの座席でした。

SAR エコノミークラスシート

エコノミークラスの車内は2-2シート配列になっていて、こちらでも快適な移動はできそうです。

12時7分の発車時間になり、何の案内もなく、列車は静かにダンマン駅を発車、リヤドまで約4時間の列車の旅がスタートしました。

ダンマンリヤド線車窓

ダンマンの駅を発車して、直に車窓は見渡す限りの砂漠に、砂漠の国サウジアラビアのイメージ通りの景色が広がっています。
車両の窓がスモークがかかっていて、暗くなっているのが、残念ですね。
最も車窓の景色を注目している乗客は、僕一人ですが。

車内は、大きな声で話す人もなく、日本並みに静かな車内です。
屋外の気温は30度を超えていますが、車内は空調がばっちりと効いていて、快適に過ごすことができます。

45分ほど走って、サウジアラビア最大規模の石油精製施設があるアブカイク(Abqaiq)駅に停車、乗降客はほとんどなく、ダンマン行きの列車とすれ違って発車しました。

砂漠の中を走り、次の停車駅フフーフ(Hufuf)駅に停車、最初に停車したアブカイク駅より街の規模が大きいこともあり、乗降客の姿もありました。
僕が乗車している1等車では、停車した両駅での乗り降りは無かったので、すべての乗客がダンマンからリヤドまでの乗客のようで、他の車両もダンマンからリヤドまでの通しの乗客が大半を占めているようです。

フフーフを発車すると、次の停車駅は終点のリヤドです。
砂漠の中をリヤドに向けて快調に走っていきます。

サウジアラビア鉄道_リヤド駅

ダンマンから449キロ走り抜けた列車は、16時11分、リヤド駅に到着しました。
449キロを4時間4分で走ったので、平均時速は約110キロなので、最も早い日本の在来線特急列車(大阪から敦賀間、サンダーバード)より早く走ります。
乗っていて、リヤドまですぐに着いたなという印象でした。

ダンマンからリヤドまでの運賃はエコノミークラスが110リヤル~、ビジネスクラスが180リヤル~(列車によって多少の違いあり)、ビジネスクラスだとダンマンで利用したラウンジを使うことができます。
ダンマン、リヤドの両駅とも駅構内にコーヒーショップがあったので、エコノミークラスでも出発まで時間をつぶすことは可能でと思います。

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました