ラッフルズホテル、ロングバーでシンガポール・スリングをいただきます/2023_中東の旅-10

ラッフルズホテル

コロンボからスリランカ航空302便で到着したシンガポール・チャンギ国際空港、次のフライトは深夜2時発なので、およそ12時間のトランジットとなります。
12時間あれば、シンガポールの市内に行ってくることができるので、トランジット時間を使ってシンガポールに入国することにします。

シンガポールの入国にはSG Arrival Cardの登録が必要なのですが、今回は空港に用意されていたipadで入力することができました。
事前に入力しておくとスムーズに入国することが出来て楽なのですが、しまった入力するのを忘れてたということがあっても、空港で入力することができるので、安心ですね。
SG Arrival Cardを入力しておけば、入国審査は自動化ゲートを使うので、楽々入国できました。

空港からシンガポールへの中心部へは電車で移動するのですが、シンガポールの公共交通はVisa/Masterのタッチ決済に対応していたので、手持ちのタッチ決済対応クレジットカードで楽々乗車することができます。
日本でも採用する鉄道会社が増えてきてますが、ICカードの発行時のデポジットを取られることもありませんので、すごく便利だと個人的には思いました。

ラッフルズホテル

電車に揺られてやってきたのは、シンガポール有数の高級ホテルラッフルズホテルです。
シンガポールの老舗高級ホテル、外観から高級感が漂っていますね。
ここへやってきたのは宿泊するためではなく、ここラッフルズホテルで生まれたシンガポール・スリングを飲むためです。

Long Bar

1915年にラッフルズ・ホテルのロングバーのチーフバーテンダーであった厳崇文が最初に作ったのが始まりとされていて、その後ロンドンのサヴォイ・ホテルでチーフ・バーテンダーだったハリー・クラドックがレシピの簡素化を行い、1930年に刊行された「サヴォイ・カクテルブック」に収録したことで、世界的に広まったとされているシンガポール・スリング。
ラッフルズ・ホテルのレシピは、ドライ・ジン 30ml、チェリー・ブランデー 15ml、ベネディクティン 7.5ml、ホワイト・キュラソー 7.5ml、レモン・ジュース/ライム・ジュース 15ml、パイナップルジュース 120ml、グレナデン・シロップ 10ml、アンゴスチュラ・ビターズ 1dashを使っており、「サヴォイ・カクテルブック」に収録されたレシピは、ドライ・ジン 45 ml、チェリー・ブランデー 15 ml、レモン・ジュース 20 ml、砂糖 1-2 tsp、ソーダ水 適量と使っていて、ずいぶん簡素化されていますね。

ラッフルズホテルのロングバーでいただくシンガポール・スリングは当然厳崇文レシピのものです。

シンガポール・スリング 値段

ロングバーの店内へ、カウンターの席が空いており、そこへ案内されました。
シンガポール・スリングを注文します。
お値段は37シンガポール・ドル(2024年8月のレートで約4100円)といい値段しますが、ここでこれを飲まないわけにはいきません。

シンガポール・スリング

オーダーしたシンガポール・スリングがやってきました。
グラスにシンガポール・スリングとラッフルズホテルのロゴが入っていて、かわいいですね。

Long Bar 店内

ロングバーはシンガポール・スリング以外のお酒も多数あるのですが、ほとんどの方が楽しんでいるのはシンガポール・スリング。
ここへ来てわざわざ他のお酒を飲むというのは、考えられないですよね。

Long Bar ピーナッツ

シンガポール・スリングと並んでいる、ロングバーのロゴの入った袋に入っているのはピーナッツです。
各テーブルにこのピーナッツが入った袋が置いてあり、無料でいただくことができます。
面白いのが、このピーナッツの殻。
食べた後のピーナッツの殻はそのまま床下にぽいっと捨ててOK、これも歴史ある店のスタイルの一つなのも面白いところです。

ロングバー_厳崇文

この後は飛行機の移動があるので、シンガポール・スリング一杯でロングバーを出ます。
シンガポール・スリング片手の厳崇文氏に見送られて、店を後にします。

歴史ある店内でいただくシンガポール・スリング、ぜいたくなひと時を過ごすことができました。

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