ビエンチャンから国境を越えて列車でタイへ向かいます。
市内バスが発着しているタラートサオのセントラルバスステーション(CBS)へ。
ダラートサオのバスステーション(CBS)からはビエンチャン市内各地へのバスが発着しており、ビエンチャン国際空港、ラオス・タイ鉄道のビエンチャン駅 (カムサワート)、ラオス・中国鉄道のビエンチャン駅、ラオスとタイ国境の友好橋などへ向かうバスがあります。


タイのウドンターニーへの国際バスも発着しており、1日6本運行されています。

タラートサオのバスステーションからラオス・タイ鉄道のビエンチャン駅 (カムサワート)へは12番バスで向かいます。

本数は1日に6本、午前中の3本はラオス・タイ鉄道のビエンチャン駅 (カムサワート)経由でラオス・中国鉄道のビエンチャン駅まで運行しています。
ラオス・中国鉄道のビエンチャン駅へは28番のバスだと40分で行けるので、タラートサオのセントラルバスステーション(CBS)から行くのであれば、そちらを使ったほうが早いです。

ラオス・タイ鉄道のビエンチャン駅 (カムサワート)への料金は20000キープです。

時刻表では35分の予定でしたが、20分ほどでラオス・タイ鉄道のビエンチャン駅 (カムサワート)駅に到着しました。
立派な建物がお出迎えしてくれました。

駅構内に入ると、1日2往復しか列車がやってこない駅とは思えないほど、だだっ広い区間が広がっています。

2024年7月20日に正式に開業したことを記す記念の案内板もありました。

構内には喫茶店と売店があるので、簡単な食事を取ったり、飲物の購入はできます。
最近注目されているラオスコーヒーも販売されていました。
銀行もあったので、両替は可能だと思います。
広い空間のわりに椅子が少ないのと、空調の効いている待合室などは無いので、出発まで暑い環境で待たないといけないのはちょっときつかったですね。
改札の案内がありましたが、先にラオスの出国手続きを行います。
改札口の横に出国手続きのブースがあり、そこでパスポートと列車のチケットを提出します。
ラオスの出国スタンプが押されて、パスポートが返却され、ラオスの出国手続きが完了。
待合スペースで列車の到着を待ちます。

タイのウドンターニーからの国際列車が到着しました。
この列車がこれから乗車する134列車バンコク、クルンテープ・アピワット中央行きになります。

話がずれますが、バンコクのメインステーションといえば、長年フワランポーン駅だったのですが、2023年にクルンテープ・アピワット中央駅に移転しました。
フワランポーンに長年慣れてきていたので、クルンテープ・アピワットと言われてもピンときませんが、時間がたてば慣れてくるんでしょう。

乗車してよいとの案内があったので、列車に乗り込みます。
列車は先頭の機関車から3等座席車が2両、2等座席車が1両、2等寝台車が1両の編成です。

この134列車の2等寝台車は、日本のJRでブルートレインとして使われたいた車両がタイに譲渡されて使われている車両でした。
外観からは、色も塗り替えられているので、日本の車両だったといわれても、ピンときませんが。

寝台車の車内に入ると、通路があって、2段ベットのコンパートメント、間違いなく、昔乗ったブルートレインの車内です。
表記も日本語でそのまま残っていました。
134列車の寝台車は人気があるらしく、なかなか予約できないということだそうで、この日もビエンチャン出発時点で、ほとんどの寝台が埋まっている様子でした。

こちらは3等座席車の様子。
冷房が無く、窓も全開、昔ながらの4人掛けの向かい合わせのシートが並んでいます。
短距離ならともかく、これでバンコクまでは正直きついですね。

こちらが乗車した2等座席車、少しだけリクライニングします。
東南アジアあるあるの寒いぐらいガンガンにクーラーが効いています。
前の座席の間隔も割とあるので、快適に移動できそうです

2等座席車も日本の車両のようで、デッキのごみ箱にくずもの入れと書かれていました。
これもJRで使っていた車両が譲渡だったされたものだったみたいです。
18時25分、定刻通りビエンチャン駅を発車しました。
最初の停車駅はラオスとの国境の駅、タイのノーンカーイです。
暗くなってきているのと、窓がメチャクチャ汚れていて、車窓を眺めることはできませんが、メコン川にかかる、タイ-ラオス国境のタイ・ラオス友好橋を渡ってタイに入ります。

18時55分ノーンカーイに到着、ホーム上にあるタイの入国審査場で入国手続きを行います。
134列車の乗客が一気に押し掛けるので、順番がくるまで30分ほどかかりましたが、入国手続きは無事終了。
ノーンカーイでの停車時間は1時間20分あるので、時間には余裕があります。
急いで入国手続きを終えれば、19時40分発のノーンカーイ始発のクルンテープ・アピワット行き急行列車に乗ることもできそうです。
20時15分、定刻通りノーンカーイ駅を発車、バンコク、クルンテープ・アピワットへと向かいます。

23時、定刻より約10分遅れで、コーンケーン駅に到着しました。
この後、予定があるためバンコクまでは行かずに、コーンケーンで下車して、バンコクへ向かう列車を見送ります。
タイは、日本で走っていた鉄道車両が多数譲渡されていて、活躍していると聞いていましたが、偶然にも今回乗車することができました。
機会があれば、今度はバンコク、クルンテープ・アピワット日本のブルートレインのお古の2等寝台車に乗って懐かしい列車旅もしてみたいです。

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