メークローン市場から列車を眺める/2022_タイ、モルディブの旅-5

メークローン市場
メークローン線_時刻表

2022年6月当時ののメークローン線の時刻表です。
列車は1日4往復8本、早朝の6:20メークローン発と最終の17:40メークローン着の列車の運行時刻には市場は開いていないので、開いている市場と列車の様子を見ることはできません。
市場と列車を見学するのであれば、日中に運行される6本で見るのが良いかと思います。

メークローン市場が現在のように列車が通過するたびに線路上の傘を片付ける現在の姿になったのは1984年頃と言われており、約40年このスタイルで営業しています。
別名タラート・ロム・フッブ(日本語で傘をたたむ市場)とも呼ばれているメークローン市場は、海産物や、果物、野菜、日用品などを扱う庶民のための市場です。

メークローン市場

列車の通過時間の少し前にメークロン市場でて見学ポイントを探していると、タイ語の放送が流れました。
この放送は列車がやってくることを案内する放送だったようで、放送が流れると線路上の傘を一斉に片付け始めました。

メークローン市場

数分で列車が走れるスペースが造られました。
もうすぐ列車がやってきます。

メークローン市場

汽笛が聞こえ、列車がやってきました。
待ち構えていた観光客が一斉にスマホやカメラを列車に向けます。
立ち並ぶ観光客の間をゆっくりとした速度で駆け抜けていきます。

メークローン市場

目の前を通過して行きます。
車内から見たので近さはわかっていましたが、車外で見ると簡単に触れるぐらい本当に近いです。
気を付けないとカメラが列車にぶつかってしまうぐらいです。

メークローン市場

列車が通り過ぎると片付けていた傘が一気に開いていきました。
市場の営業再開です。
列車が通過して1分ほどで、元の活気ある市場風景に戻りました。

次の列車が来るまでの間に、違う場所で列車を眺めようと、線路沿いを歩き、違うポイントで見学することにしました。

メークロン線 車両

次の列車の通過は、野菜を扱う八百屋のそばで見学をすることにしました。

メークローン市場

野菜類を線路ギリギリまで並べているので、野菜の上を列車が通過して行きます。
列車に当たらないように絶妙な高さです。
並べている商品台も列車に当たらないギリギリの位置に下げてあります。
店の人々も慣れた感じで日よけの屋根を支えて列車が通り過ぎるのを待っていました。
毎日の事だから慣れているんでしょうね。

メークローン市場
メークローン市場

無事に踏まれず列車は通過して行きました。

最後に最終列車を見るために線路沿いへむかいました。

メークローン市場

最終列車は17時40分メークローン駅到着予定です。
この時間は市場のほとんどの店が閉店しているので、人通りもほとんどありません。
市場で働く人々も一日の仕事を終えて、ほっとした顔で談笑しており、昼間の市場とは全く違った雰囲気を醸し出していました。

メークローン市場

ヘッドライトを照らしながら列車がやってきました。
この時間でも列車はゆっくりと通過して行きます。
昼間の市場とは違った雰囲気の最終列車の通過でした。

以前から一度見てみたいと思っていたメークローン市場を堪能することができました。
日本ではちょっと考えられない線路市場ですが、市場で働く人々には列車が通過するのは当たり前の事と言わんばかりの様子でした。
これで、よく事故が起こらないな、と思うのですが、ここらへんのいい意味の緩さがタイらしいですね。

市場としての魅力のが非常にあるメークローン市場、バンコクからも日帰りで来ることも可能なので、日帰り旅にピッタリだと思います。

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