退役が決まった、アシアナ航空ボーイング747-400に搭乗/2023_韓国の旅-4

OZ106_成田空港

韓国弾丸旅2日目、日本に帰ります。

韓国へ弾丸旅行に出かけた理由は、残り少なくなったボーイング747-400に搭乗するためです。
ボーイング747型機は「ジャンボジェット」などと呼ばれ、子供の頃から飛行機と言えば、これを指すぐらい超有名な飛行機だと思っていますし、間違いなく航空会社の花形機だったと思っています。
以前はJALもANAでも運用していましたが、経年化や運用コストがかかるということで、燃費が良く、運用コストのかからない機材に置き換えられ、ボーイング747型機はどんどん減っていき、日本ではJALが2011年に、ANAが2014年に全機退役しており、日本の航空会社ではもう乗ることができません。

世界の航空会社でもボーイング747型機を現在運航している会社は数を減らしています。
その中でもボーイング747の最終型であるボーイング747-8は2017年8月まで生産されていたので、大韓航空、中国国際航空、ルフトハンザドイツ航空で運用されていますが、まだしばらくは残りそうですが、ハイテクジャンボと呼ばれたボーイング747-400を運行している会社は、コロナ禍で一気に数を減らし、運用している会社でも機材数はわずかになってきました。

そのわずかな会社の1つが韓国のアシアナ航空で最後の1機が運用されています。
今年に入ってから期間限定で仁川-成田線で運用されることがあり、これまで乗ったことが無かったボーイング747-400に退役するまでに乗ってみたいなと思っていたのですが、8月に運用されることがわかり、予定をやり繰りして乗りに来たのが韓国に来た理由です。(予約後に9月末まで成田線で運用され、10月以降も成田、関空などに就航されることが発表されました)

昨日到着した仁川国際空港の第1ターミナルからにやってきました。
アシアナ航空は第1ターミナルからの出発で、チェックインカウンターは、旅客ターミナル3階のA、B、Cエリアになります。
アシアナ航空の基幹空港なのでカウンターの数も多いので、サクッとチェックインを済ませて、出国します。

制限エリア内で食事をして、搭乗口に向かうとアシアナ航空106便、ボーイング747-400がボーディングブリッジに横付けされていました。
初めてボーイング747型機を目の前に見て、これに乗るんだと思うとテンションが上がってしまいます。
周りで、記念撮影をする人も多くて、ボーイング747型機の人気も感じます。

飛行機を眺めながら待っていると、搭乗開始のアナウンスが流れました。
いよいよボーイング747の機内へと向かいます。

アシアナ航空 ボーイング747_2階席への階段

機内に入り、まず目に飛び込んだのがボーイング747型の特徴ともいうべき2階席への階段です。
2階席のビジネスクラスを予約したかったのですが、この日はすでに満席、残念ながら2階席へ登る階段を眺めながら、エコノミークラスの自席へ向かいます。

アシアナ航空 ボーイング747_座席

座席はエコノミークラス後方左側の2人席の窓側席です。

アシアナ航空 ボーイング747_座席モニター

シートビッチは前後に余裕があって問題ありません。
座席のモニターは、古くて小さく、またコンセントや充電用のUSBポートが無いというのは、マイナスポイントかもしれませんが、それで良いのです。

アシアナ航空 ボーイング747_安全のしおり1
アシアナ航空 ボーイング747_安全のしおり2

B747-400と書かれた安全のしおりもどことなく古さを感じさせるデザインです。

アシアナ航空 ボーイング747_仁川空港上空

出発予定時刻の16:00を少し過ぎてからボーディングブリッジを離れ、成田国際空港へ向けて出発です。
滑走路で待たされることも無く無事に離陸、左に飛び立った仁川国際空港を見ながら高度を上げていきます。

アシアナ航空 ボーイング747_機内食1
アシアナ航空 ボーイング747_機内食2

16時発、18時25分着の中途半端な時間帯のフライトですが、フルサービスキャリアのアシアナ航空なので、食事もきっちり提供されました。
メニューはかつ丼とパンプキンサラダとパンでした。
韓国料理が出るかと思っていたので、肩透かしを食らった感じです。
コチュジャンがついていたので、使おうかと思いましたが、辞めました。
味はまあまあのお味でした。

アシアナ航空 ボーイング747_モニター2

食事を終えて、座席でまったりと過ごしていると着陸態勢に入るアナウンスがあり、機内の照明が落とされました。

アシアナ航空 ボーイング747_モニター3
OZ106_フライトレーダー

最初で最後になるであろうボーイング747-400の2時間余りのフライトもいよいよ成田空港に着陸に入りました。
18時13分、成田国際空港に着陸しました。
着陸後に表示された「see you again」の文字、アシアナ航空ボーイング747-400は退役の噂も流れているので、次に乗る機会はもうないかもしれません。

2024年3月25日での退役がアシアナ航空から発表されました。
日本線での運行は2月末の千歳発仁川行で終了となり、25日の退役までは仁川と台北を結ぶ路線に投入されることが発表されています。

OZ106_成田空港

成田空港で折り返しの仁川行きの出発準備をするボーイング747-400型機を見ながら、今回の1泊2日韓国旅行は終了です。

1998年5月の初飛行から25年、2023年に搭乗した飛行機の中では、機体の古さは否めないのは仕方ないですが、今の飛行機とは違った古めかしいデザインも味わいがありますね。
初めて乗ったボーイング747‐400ですが、ジャンボジェットの名前にふさわしい迫力を感じました。

ボーイング747-400もそうですが、アシアナ航空も大韓航空との合併が決まっているので、アシアナ航空の飛行機に乗る機会がそんなに無いので、ボーイング747-400の乗ったこともアシアナ航空のフライトに乗ったことも、貴重な機会となりました。

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