ジャイプールには、2010年に登録された「ジャイプルのジャンタル・マンタル」、2013年に登録された「ラージャスターンの丘陵城塞群」、2019年に登録された「ラージャスターン州のジャイプール市街」の3つの世界遺産があります。
ジャイプル滞在中にこれらの世界遺産を見て回ります。

2010年に登録された「ジャイプルのジャンタル・マンタル」です。
ジャンタル・マンタルはジャイプールのマハーラージャ、ジャイ・シング2世によって建てられました。
ジャンタル・マンタルは、サンスクリット語で「魔法の仕掛け」という意味だそうです。

サムラート・ヤントラ
ジャンタル・マンタル最大の観測儀。
高さ27.4mの日時計で2秒単位の時間が計測可能。
直線の斜面は北極星を指していて、天頂距離や子午線も測定可能できるそうです。

ラグ・サムナート・ヤントラ
サムラート・ヤントラの小型版でこれも日時計、こちらは20秒単位の時間が計測可能。


ナリ・ヴァラヤ・ヤントラ
両側に階段が付いた傾いた2つの円からなる観測儀。
太陽が北半球と南半球のどの位置にいるか測定したそうです。

ラーシ・ヴァラヤ・ヤントラ
占星術に用いる観測機で、12の観測機がそれぞれの星座に向かって設置されています。

ラーム・ヤントラ
太陽、月、星などの高度と方位を測定する円筒形の観測儀

ヤントラ・ラージ
高度を測って、そこから時刻や天体の位置を調べたりするための観測儀でヒンドゥーの暦を造るために使用されていた。
2つの円盤は観測結果を記入していたそうです。
天文学に関する並々ならぬ情熱を注いだジャイ・シング2世、18世紀にこれだけの規模の天文観測所を造り、現代でも通用するレベルであるというのは凄いことなのでしょうが、僕には天体の知識が全くないので、これらの凄さが理解できず…。
この時代にこれだけのものをよく造ったな、という感想しか出てきません。
一つ一つの構造物の造形美は素晴らしいですし、見学する価値はあると思います。

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