タバ・ボシウ文化村|バソト民族の暮らしと伝統舞踊「モホベロ」に触れる【2026南部アフリカの旅 #20】

※この旅行記は、2026年5月に訪れた際の記録です。

今日はマセル近郊の観光地「タバ・ボシウ」へ出かけます。
一昨日セモンコンロッジで出会った日本人女性旅行者も、一緒です。
本日もよろしくお願いします。

タバ・ボシウ(Thaba Bosiu)は、マセルから東へ約20km離れた場所にある、歴史的な砂岩の丘・山城です。
バソト族(ソト族)発祥の地とされています。

宿から歩いてタクシーランクへ向かいます。
この日はちょうど日曜日。日曜日はミニバスの本数が減ると聞いていたので、最悪行けない可能性も頭の片隅にありましたが、「THABA-BOSIU」と書かれたミニバスをあっさり発見。
乗り込んで、タバ・ボシウへ向かいます。

マセル-タバ・ボシウ_ミニバス

マセルからバスで約1時間、タバ・ボシウに到着です。
目の前に丘が見えていますが、登る前に「タバ・ボシウ文化村(Thaba Bosiu Cultural Village)」を見学していきます。

タバ・ボシウ文化村_入場ゲート

入口で入場料70マロチ(ランドでも支払い可能)を支払って中へ入ると、案内をしてくれるガイドさんがついてきてくれました。
園内には、レソト王国のルーツであるバソト民族の伝統的な住居が展示されていて、ガイドさんの説明を聞きながら見て回ります。

タバ・ボシウ文化村_全景

バソト民族の集落では、一夫多妻制に基づいて、妻ごとに独立した家が並んでいます。
印象的なのは、どの住居も入口が非常に低く作られていること。
高地の厳しい寒さを防ぐ保温効果や、侵入者から身を守る知恵に加えて、家に入る際に自然と頭を下げることで、その家の家族への敬意と謙虚さを示すという意味も込められているそうです。

タバ・ボシウ文化村_バソト民族の家

実際に身をかがめて、中に入ってみます。
確かに、自然と頭が下がり、敬意を表す姿勢になります。
また、この入口なら侵入者も入りにくそうです。

入口は低くて圧迫感がありますが、中に入ると天井は思ったより高く、広さも意外とあります。
暮らしの工夫に、感心させられます。

タバ・ボシウ文化村_バソト民族の家の内部

家を見学している間に、中央のスペースで伝統ダンスの準備ができたようです。

バソト民族の「モホベロ」は、かつてマロティ山脈を守っていた戦士たちの誇りから生まれた、成人男性による伝統舞踊です。
太鼓などの楽器は使わず、野太いハミングと足踏みの音だけでリズムを刻みます。

ダンサーたちの服装は、他の仕事の合間にちょっと来ました、という感じ。
少しやる気が無いようなダンスでしたが、これもご愛敬です。
それでも、タバ・ボシウ文化村を訪れたらぜひ見てほしいパフォーマンスです。
(実はこの後、エスワティニで力の入った伝統ダンスを見ることになります)

最後に、博物館を見学します。
展示されているのは、バソト民族のこれまでの歴史や、日常的に使っているものの紹介などです。
中でも目を引いたのが、バソト民族が身にまとう伝統的なウール毛布「バソト・ブランケット」。
レソトの固有種であるアロエと、国のシンボルである帽子を組み合わせた、最も「レソトらしさ」を表すデザイン「カレツァ(Kharetsa)」柄の生地は、特に特徴的でした。

タバ・ボシウ文化村_バソト・ブランケット

これでタバ・ボシウ文化村の見学は終了です。

目の前にそびえる「タバ・ボシウ」に登ります。

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