マレツニャーネ滝|レソトの秘境、落差192mの絶景を見に行く【2026南部アフリカの旅 #19】

※この旅行記は、2026年5月に訪れた際の記録です。

セモンコンロッジで朝を迎えました。
目覚めると、ちょうど朝日が昇ってくるところです。
今日もいい天気ですが、気温は0℃近くまで下がっていて、霜も降りていて、かなり寒いです。

セモンコンロッジ
セモンコンロッジから見た朝日

今日は「マレツニャーネ滝(Maletsunyane Falls)」へ向かいます。

この滝は、セモンコンの郊外にあります。
南部アフリカの大動脈であるオレンジ川の支流にかかり、落差は192メートル。
あのビクトリアの滝(108メートル)の約2倍にあたり、途中で岩に遮られることなく1本の水柱となって一気に落ちる「直瀑」としては、南部アフリカ最大の落差を誇ります。

ロッジから滝までは、距離にして4キロほど。
馬に乗って行くこともできますが、今回は歩いて向かうことにしました。
昨日知り合った2人も一緒です。

ロッジを出発してすぐ、ロバに乗った地元の方に遭遇しました。
お願いして、写真を撮らせていただきました。
レソトの伝統的な「バソトブランケット」を身にまとい、足元には頑丈な「ガムブーツ」。
レソトの山岳地帯で暮らす、飾らない「リアルな日常スタイル」です。

ロバに乗った地元の方

さらに歩いていると、今度はロバに乗った少年が登場。
なんだかんだと話しかけてきます。
「お小遣い稼ぎに来たのかな」と思いましたが、そのままついてくることに。
昨日滝に行った女性はだいたいの道をわかっていますが、地元の少年が一緒なら、さらに心強いです。

ロバに乗った少年

道ばたで草を食べる羊を眺めながら、滝に向かって歩いていきます。
気温も上がってきて、歩くのにちょうどいい気候です。

草をついばむ羊
羊の群れ

1時間ほど歩いて、滝の入口に到着。
その女性から、入場料が必要だと教えてもらっていたので、掘っ立て小屋のような管理事務所で支払ってから、エリアに入ります。
入場料は、たしか130ランドだったと思います…。メモを取り忘れました。

ここからは、3人それぞれ別の場所から滝を見ることにして、いったん解散です。
女性は、昨日は行かなかった渓谷内へ降りていくと言って、出発しました。
男性と、ロバの少年は、丘の上にあるインフォメーションセンターへ向かいました。
あとで聞いたところ、男性はそこで少年に飲み物を買ってあげて、少額のガイド料(20ランド)を渡して別れたそうです。

マレツニャーネ滝_渓谷

僕は、滝を正面から眺められそうな展望スポットへ向かいます。

展望スポットに到着しました。
滝は真正面、やや上から見下ろす形です。
思っていた通りの角度で眺めることができます。

レソトの雨季(10月〜4月)が終わって少し経った5月中旬の訪問でしたが、水量はそこそこあって、流れ落ちる水の音が聞こえてきます。
雨が降った直後だったら、さらに水量が増えるそうです。
192メートルもの高さを一本の白い線となって一気に垂直に流れ落ちる、そのダイナミックな光景は、迫力満点です。
ここまで歩いて見に来たかいがありました。

ちなみに、街の名前「セモンコン」は、現地の言葉で「煙の立つ場所」という意味だそうです。
この名は、滝つぼの水煙に由来すると言われています。
実際、谷底へ叩きつけられた水は白い水煙となって立ちのぼり、まさに「煙の立つ場所」セモンコンです。

マレツニャーネ滝の右側には、もう1本、小さな滝が見えます。
雨季の間だけ現れる滝だそうで、雨季が過ぎたこの時期は水量が少なく、もうすぐ消えてしまいそうです。
消える前に見られて、ラッキーでした。

マレツニャーネ滝右手の名もなき滝

1時間近く見学して満足したので、帰ることにします。
入場料を払った管理事務所まで戻り、入口で別れた2人と合流します。
渓谷の下へ降りると言って別れた女性は、結局、下のほうまでは行かず、途中で引き返してきたそうです。

そのあと、約1時間ほど歩いてロッジに戻って、チェックアウトしてマセルに戻ります。
チェックインのときには見られなかったロッジの全景も、見ることができます。

セモンコンロッジ_全景

昨日バスを降りたセモンコンのバス乗り場まで歩いていきます。
到着したときは真っ暗でわからなかった街の様子も、この時間ならよく見ることができます。

街の中心部まで歩いてくると、そこら中に馬やロバがつながれています。
ここでは、荷物を運ぶのは馬やロバの仕事。
自家用車ならぬ、自家用馬たちが集まる駐馬場です。

セモンコンの街_1
セモンコンの街_2

バスターミナルにやってくると、ちょうどマセル行きのバスが停車中でした。
かなり待たされるかもと思っていたので、これは運がよかったです。

セモンコン-マセル_ミニバス

近くの商店で水を買って戻ってくると、すぐにバスは発車しました。

マセルからセモンコンに来た時にはバスで出会った日本人旅行者との話で盛り上がっていて、あまり眺めることをしなかったレソトの景色を眺めながらマセルへ向かいます。

「天空の王国」レソトらしい美しい山岳地帯の景色が広がっていました。

セモンコン-マセル_風景1

3時間近くかけて、マセルのタクシーランクに到着。

セモンコンに向かうバスで出会った男性旅行者さんとはここでお別れです。
この後も世界一周を続けていくそうです。
この先もお気をつけて、良い旅を!

タクシーランクからは歩いて予約した宿にチェックイン。
ここで2泊して、明日はマプト近郊の観光スポットへ出かけます。

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