※この旅行記は、2026年5月に訪れた際の記録です。
ブルームフォンテイン空港から街へ出る手段が無く、何とかたどり着いたホテルで1泊して、迎えた翌朝9時。
次の国レソトに向かうべく、ホテルを出発します。

まずは、ブルームフォンテイン市内のタクシーランクへ向かいます。
タクシーランクとは、人々の足である乗り合いミニバスの発着所・ターミナルのことです。
ここへの移動は配車アプリ「Bolt」が使えました。
実は、今回の旅で唯一Boltが使えたのが、このときだったのです。
配車アプリなら値段交渉も必要ないし、ちゃんと目的地まで連れて行ってくれるので、使えればホント便利です。
やってきた車に乗って、ホテルから15分ほどでタクシーランクに到着です。

ここから、レソトとの国境へ向かうMASERU(マセル)行きのミニバスを探します。
MASERUと書かれた看板を見つけたので乗車しようとすると、周りにいた人から「先にお金を払ってこい」と言われました。
ブルームフォンテインのタクシーランクでは、事前にチケット売り場で購入してから乗車するスタイルなのです。
チケット売り場の場所を確認して、チケットを購入します。
売り場には各地への料金が提示されているので、ぼったくられる心配もありません。
マセル行きは170ランド(約1630円)と表示されており、窓口で支払いました。

ところが、バス乗り場に戻ると、ちょうど満員になって出発するところで、乗ることができませんでした。
アフリカのミニバスは満員にならないと発車しません。
今日はレソトに入って、首都マセルからさらに奥へ向かう予定なので、このタイムロスは正直痛いです。

バスを見送って待っていると、すぐに次のバスがやってきました。
今度はマイクロバスです。
先ほどのバスはアフリカではおなじみのメルセデス・ベンツのスプリンターだったので、快適さではこちらのほうが上。
その点では少しだけラッキーです。

早速乗り込んで、車内で出発を待ちます。
とはいえ、出発したのは前のバスが出てから約1時間後の11時8分。
ようやく乗客が満員になり、バスが動き出しました。
ブルームフォンテインを出てしばらくは、牧草地が広がる平原を走ります。
レソトに近づくにつれて岩山も見え始め、風景が変わっていきました。


出発から約2時間で、南アフリカとレソトの国境、マセルブリッジに到着しました。


ミニバスを降りて、歩いて国境を越えます。
南アフリカ側の出国審査はあっという間に終了。
国境の川にかかる橋を歩いて渡り、レソト側の入国審査へ。
こちらも問題なく終わり、入国スタンプをいただきました。
国境越えにかかった時間は約15分。
ここ最近では一番スムーズな陸路国境越えです。


入国後は、マセルから南東に110キロほど離れたセモンコンという街を目指します。
マセルからレソト各地へ向かうミニバスが出るタクシーランクは、国境から少し離れた市内中心部にあるため、国境のゲートを出たところで声をかけてきたタクシーに乗せてもらいました。
約20分でタクシーランクの近くまで来たのですが、渋滞がひどく、この先へは進めない様子。
運転手さんも「降りて歩いたほうが早い」と言うので、手前で降りて歩いてタクシーランクへ向かいました。
ここにはレソト各地を結ぶミニバスが止まっています。
この中からセモンコン行きバスを探すのは大変かなと思っていたら、あっさり見つかりました。

乗り込んで、最後部列に空きがあったので座ると、なんと隣にいたのは、長期旅行中の日本人男性でした。
まさかレソトで日本人に会うとは思ってもいなかったので、お互いにびっくり。
マセルからセモンコンまでの約3時間、お互いの旅の話をしながらの移動になりました。
セモンコンの街に着くと、あたりは真っ暗。
今晩は、街唯一の宿泊施設セモンコンロッジを予約しています。
バスで一緒になった日本人男性も、予約はしていないものの、同じ宿に泊まるつもりだったとのことで、一緒に向かうことにしました。
街灯も無い暗い夜道を30分ほど歩いて、宿に到着。
幸いベッドは空いていて、彼も僕と同じバンガローに泊まることになりました。
バンガローに入ると、先客が1名。
なんと、この方も日本人女性だったのです。
アフリカの小国レソトの山奥のバンガローに、日本人が3名も集まるなんて。
驚きながら、いろんな話をしているうちに、レソトの夜は更けていきます。

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