米子空港で出国手続きを終え、出国エリアの待合室へ向かいます。
待合室内にはお土産中心の免税店しかないため、出発フロアにあるラウンジや喫茶店でギリギリまで過ごした方が良いかもしれません。


16時前に搭乗が始まり、いよいよ機内へ。
搭乗するのはグレーターベイ航空357便、香港国際空港行きで、機種はボーイング737-800。
機体番号はB-KJFで、もともと中国・深圳の東海航空で使用されていた機体です。
グレーターベイ航空は2022年7月に運航を開始した香港の航空会社で、今回が初搭乗になります。


機内はエコノミークラスのみの3-3配列。
今回利用したのは3人掛けエコノミーの窓側席でした。
シートモニターはなく、電源やUSBなどの充電設備も見当たりませんでしたが、どうやら座席の間にUSBポートがあり、充電は可能だったようです。
僕は気付かなかったので、ラウンジでの事前充電が結果的に正解でした。

安全のしおりはコーポレートカラーであるエメラルドグリーン基調。
英語と中国語の表記のみですが、イラスト付きなので内容はすぐ理解できます。
米子—香港線は搭乗率が良くないことを理由に8月末で休止されていますが、この日の搭乗率は8割以上、「結構乗っているな」と感じたものの、普段からこのくらいの搭乗率がないと路線維持は難しかったのでしょうか。

定刻16時20分にプッシュバックが開始され滑走路へ。
滑走路手前で停止し、何が着陸するのかと眺めていると、16時45分着予定の羽田発ANA385便が少し早めに到着しました。


ANA385便が滑走路から離れると、搭乗しているグレーターベイ航空357便が滑走路に進入し、そのまま香港に向けて離陸しました。
中海の上空を反時計回りに1回転しながら高度を上げ、中国山地を越えて南西方向へ。
瀬戸内海や九州を眼下に見ながら東シナ海へと進んでいきます。

シートベルトサイン消灯後には、お茶とクッキーの機内サービスが提供されました。
グレーターベイ航空はLCCという認識だったので、ちょっとしたサービスがあることに驚きましたが、フライト時間を考えるとお茶菓子程度がちょうど良く、個人的には高評価です。

東シナ海上空を順調に飛行。
東南アジア方面へ向かう機体でしょうか、並行して飛んでいる飛行機も確認できました。

機内サービスが終わると、客室は青いライトに照らされ落ち着いた雰囲気に。
特にすることもないので少し眠っていると、シートベルトサインが再点灯し、着陸態勢に入るとのアナウンスがありました。

香港と珠海、マカオを結ぶ港珠澳大橋が見えてくると、まもなく香港国際空港です。
19時10分、香港国際空港に着陸。
日没後の暗いターミナルを移動して206番ゲートに到着しました。
予想通り200番台のゲートで、ここはキャセイパシフィック以外の香港系航空会社が使用するサテライト棟でメインターミナルへはシャトルで移動します。
昨年、香港航空で関空へ向かった際も、このサテライト棟発でした。

サテライト棟からメインターミナルへ移動し、飛行機を降りてから約15分ほどで到着。
そのまま入国審査へ向かいます。

入国審査は20分ほどで通過し、制限エリア外へ、開業20年を迎えた香港ディズニーランドのディズニーキャラクターが出迎えてくれました。
初利用のグレーターベイ航空でしたが、とても快適なフライトでした。
中古機材ながら機内は清潔で、サービスも予想外のお茶とクッキーが提供され満足度は高め。
4時間程度のフライトであれば、このくらいで十分だと感じます。
日本路線は、2025年8月末に休止となった米子・徳島以外に、羽田・関西・仙台へ就航中。
さらに2025年12月からは新千歳へも就航予定で、今後は導入予定の737 MAX 9により、路線拡大も期待できそうです。
香港系の航空会社はキャセイパシフィック、香港航空、グレーターベイ航空と搭乗し、残すは香港エクスプレスのみ。
日本の地方空港にも多数就航しているので、次回香港系のフライトを利用する際は香港エクスプレスにも乗ってみたいですね。
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