島原日帰り旅に行ってきました

島原武家屋敷

仕事で長崎に来た帰り、翌日休みを取ることにしたので、長崎市内で1泊して、島原に寄って帰ることにしました。

島原鉄道 2511A

西九州新幹線が開業してすっかり変わった長崎駅からJRの在来線で島原へ向かう島原鉄道の起点駅、諫早駅へ、島原鉄道乗り場に向かうと島原港行きの列車がホームに入線していました。
島原鉄道は島原行きの場合、進行方向左側の車窓に有明海を眺めることができ、右側だと雲仙普賢岳を眺めることができます。
行きは有明海を眺めたかったので、進行方向左側のボックス席に腰を下ろし、発車を待ちました。

20分ほど経ち、各ボックス席に2人ぐらいの乗車率になって諫早駅を発車しました。
列車は諫早市内の市街地から田園地帯が広がる郊外を走り、30分ほど走ると、左手車窓に有明海が見えるようになってきました。

大三東駅_01
大三東駅_02

「日本一海に近い駅」の一つ、大三東駅に到着しました。
降りたいところですが、降りてしまうと後の予定に差し障りが出てきてしまうので、今回は車内から眺めるだけにしました。
有明海側のホームには、たくさんの黄色いハンカチが掲げてられてました。
先日NHKのテレビ番組でバナナマンの日村さんがこの駅に来られて、黄色いハンカチに願い事を書かれていたので、もしかしたら、この中にあったかもしれないですね。

さらに15分ほどで目的地の島原駅に到着、ここで下車しました。
島原城の大手門をモチーフにした駅から、島原の街歩きをスタートしました。

最初に向かったのが、駅からすぐの島原城なのですが、島原城の場内では島原城天守閣外壁等改修工事が行われており、天守閣にカバーがかけられていました。
城内に入れるとのことでしたが、パスして堀の周りを歩いて武家屋敷へ向かいました。

通りの真ん中には水路が引かれ、昔は生活用水として使われていたそうです。
現在でも島原市の観光ホームページで「地域住民が水路を大切に扱い、綺麗に保存されています」と記載されていますが、この日も水路周りを掃除する人がいて、大切に扱われている一端を見かけることができました。

山本邸
篠塚邸
鳥田邸

武家屋敷では山本邸、篠塚邸、鳥田邸の3ヶ所は一般公開されており、無料で見ることができました。
邸宅内では、当時使っていた生活道具などが展示されていました。

武家屋敷から歩いて島原市中心部のアーケード街へ向かいました。
このアーケード街に島原温泉の立ち寄り湯、ゆとろぎの湯があり、ここで島原温泉を楽しむことにしました。
温泉に入ったのが、お昼の時間帯で、空いており、ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉のお湯にゆっくりと浸かることが出来たので、歩いた疲れも取れました。

ゆとろぎの湯_足湯

すぐそばには足湯もあったので、時間が無ければ、足湯だけつかるというのもありですね。

島原での最後の目的地は名物スイーツのかんざらしを食べに行きます。
かんざらしとは、白玉粉で作った小さな団子を「島原の湧水」で冷やし、蜂蜜、砂糖等で作った特製の蜜をかけたもので島原では人気のスイーツとして知られています。

今回島原で、どのお店に食べに行こうかと色々と調べた中から選んだのが「銀水」、市内中心部から少し南に離れた白土桃山二丁目あります。
このあたりは細い路地になっていて、目指す銀水も路地の奥にあるので、車で来る場合は、車は店の前まで入れないので近くにある駐車場に止めて向かうことになります。

銀水_04
銀水_02

ゆとろぎの湯から歩いて20分ほどで銀水に到着しました。
趣のある建物の前には、浜の川湧水が湧き出しています。
浜の川湧水は今でも地域の方は野菜を洗ったりするのに使うこともあり、また、夏には近所の子供たちが水遊びを楽しんでいるそうです。
まさに地域に愛されている湧き水です。

店内に入ると、空いているテーブルがあったので、そこに座らせていただきました。
メニューを見ると、名物のかんざらしは「単品」と「ラムネかつぶつぶジュース」のどちらかが選べる銀水ジュースセット、「カステラ、チェリー豆、島原駄菓子」の3種の添え菓子から1品と「コーヒー、抹茶、島原和紅茶」の3種の飲み物から1品をそれぞれ選ぶ銀水セットの3種類がありました。
この中から僕は、島原駄菓子と島原和紅茶を選んだ銀水セットをオーダーしました。

銀水_01

銀水セットがやってきました。
まずは名物かんざらしからいただきます。
口に含むと上品な甘さが口の中に広がります、シンプルですが、非常においしいです。
水がおいしいのもあるのでしょうね、白玉団子を冷やすのにも、シロップにも目の前の浜の川湧水を使っているそうです。
島原和紅茶も飲みやすく、かんざらしとマッチしていておいしかったです。

銀水_05
銀水_06
銀水_07
銀水_08

店内のお客が僕一人になったタイミングがあったので、店内の写真を撮らせていただきました。
店内も趣のある造りになっています。
かんざらしを冷やしている水道台は100年前から使っているそうです。

お土産用のかんざらしが売っていたのですが、少し迷って買うのを止めました。
家に持って帰っても、水が普通の水道水で浜の川湧水とは違いすぎるので、このおいしさを出すことはできないだろうなと考えたからです。
この美味しさを味わうには現地に来て体験すべきだと思います。

大満足だった銀水を後にして、近くの霊丘公園体育館駅から島原鉄道に乗って、諫早駅へ戻り、島原日帰り旅は終了です。
新幹線の予約があったので、半日ほどの滞在でしたが、温泉に入り、美味しいものも食べることもできたので、大満足な島原旅になりました。

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